瀧ノ上が「第1回複合創造領域コアユニットセミナー」をオーガナイズしました
〔複合創造領域コアユニットセミナー〕
http://www.igs.titech.ac.jp/news/20110624_01.html
東京工業大学 大学院総合理工学研究科 複合創造領域では、このたび第一回のコアユニットセミナーを行います。当領域の講義でも使われる遠隔講義システムを利用した2地点中継で、すずかけ台キャンパスと田町CICを結んでお届けします。
お申し込みは下記メールアドレスにて受け付けております。お気軽にご参加ください。
日 時:6月24日(金)13:30〜15:40
会 場:遠隔講義システムによる2地点開催です。
(1)東京工業大学 田町キャンパス
キャンパスイノベーションセンター7階707号室
(2)東京工業大学 すずかけ台キャンパス
J2棟16階1601号室
主催者・連絡先:
複合創造領域・木賀コアユニット:山村雅幸 (my@dis.titech.ac.jp)
分子ロボティクス研究会:瀧ノ上正浩 (takinoue@dis.titech.ac.jp)
※ 参加を希望される方は山村または瀧ノ上までお問い合わせください。
プログラム:
13:30-14:30 特別講演(1)
○清尾康志先生(東京工業大学 大学院生命理工学研究科)
http://www.skn.bio.titech.ac.jp/
「有機化学的手法による核酸の構造と認識の制御」
有機化学的に化学構造を改変したDNAはDNA構造体や機能性DNAを開発する際の重要なツールとなり得る.本発表では新しいDNAの合成法やそれらを利用した核酸の構造と認識の制御について紹介する.
14:30-14:40 休憩・時間調整
14:40-15:40 特別講演(2)
○小林徹也先生(東京大学 生産技術研究所)
http://research.crmind.net
「ゆらぐ細胞システムの生物学と数理」
近年蛍光タンパク質に代表されるバイオ計測技術の進歩により,我々の体の構成要素である細胞は非常に確率的なゆらぐ振る舞いをすることが分かってきた.またその細胞を構成する化学反応や分子の振る舞いも,熱的揺乱に曝され確率的である.ところが,このような確率的素子によって構成されながらも生体システムは全体としてかなり安定に機能することができる.「確率的な振る舞いをする素子からどのような論理によって全体としての安定な機能が実現できるのか?」という問題は生命科学における大きな未解決問題であるとともに,ミクロな分子機械の設計に代表されるように生物以外にも波及効果のある問である.本発表では,まずミクロな細胞システムのゆらぎ研究を概説したい.そして,一見大きくゆらぎながらも安定に機能する細胞システムの設計原理を捉えるための数理的方法について,最新の知見を紹介する.
主催者・連絡先:
複合創造領域・木賀コアユニット:山村雅幸 (my@dis.titech.ac.jp)
分子ロボティクス研究会:瀧ノ上正浩 (takinoue@dis.titech.ac.jp)